トラブルで中断している燃料デブリの取り出しをめぐり、9月25日にもロボットの回収が完了する見通しだ。

福島第一原子力発電所2号機では、事故後初めてとなる燃料デブリの試験的取り出し作業が、ロボット先端のカメラのトラブルで中断されている。
東京電力は、原因を調べるためにロボットの回収作業を行っていて、24日までに当初の位置から5.2メートルほど引き戻し、25日ロボット全体を完全に格納容器の外に出す計画だ。

その後、トラブルが起きたカメラの状況を遠隔で確認する方針だが、今のところ明確な原因は分かっていないということだ。

原因の特定とカメラの復旧には一定の時間がかかるため、9月中の取り出し作業の再開は困難な状況と見られている。

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