大阪府教育委員会は25日、府立高校の入試日程の前倒しを現在の小学6年生が受験生となる2028年度入試から実施する方針を示した。早ければ26年度入試から導入するとしていたが、生徒や保護者、学校への周知期間を長めに設ける。
同日の府議会本会議の答弁で水野達朗教育長が明らかにした。高校進学に向けた準備期間を取れるようにする狙いがあり、私立高校の入試日程に近づけることで、定員割れが目立つ府立高への志願者の確保にもつなげたい考えだ。
府教委は8月下旬に諮問機関から受けた答申を基に、例年3月10日前後に実施されている一般選抜入試の時期を数週間早める検討を進めている。2月中旬に実施している特別選抜入試と一本化することや、受験機会を確保するために複数校を志願できる仕組みの導入も検討する。
今後、各市町村の教育委員会や中学校などの関係者に意見を聞き取り、具体的な制度設計を進める。
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