汗と涙、そして笑顔の一日になりました。

消防士を育成する県消防学校で卒業式が行われ、59人の学生たちが決意と覚悟を胸に学び舎を巣立ちました。

約10メートル、ビル3階に相当する場所をロープを使って渡ります。

大村市の県消防学校です。

県内の消防局と消防本部に所属する59人の初任科生が、家族や教官などに半年間の訓練の成果を披露しました。

最後の訓練を終えた後には卒業式が行われました。

卒業生代表
長崎市消防局 高尾隼平さん
「これからたくさんの苦難に出会う事があると思いますが」「同期の絆を支えにして必ず乗り越えていきます」

厳しく指導にあたってきた教官とも別れの時です。

「頑張ります。ありがとうございました」

県央地域広域市町村圏組合消防本部 浦川滉平さん
「こんなに帰って来たいと思えるような場所はなかなかない」「多くの人を笑顔にできるかっこいい消防士になりたい」

59人のうち、女性はこれまでで最も多い8人となりました。

佐世保市消防局 宮原鈴さん
「辛いときもたくさんあったが、仲間がいたからこそ頑張れた」「傷病者の人に女の人がいてくれてよかったと思ってもらえるような職員になりたい」

卒業生たちは26日から所属先に戻り、第一線で活躍します。

「82期最高!」

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