徳島県は26日、能登豪雨で深刻な被害が出ている石川県輪島市へ、携帯トイレなどの緊急支援物資を届けるため職員2人を派遣した。
県は元日の能登半島地震から、同一の自治体を継続的に支える「カウンターパート」として輪島市を支援してきた。現在も石川県庁へ1人、同市に2人の職員を派遣している。
今回の豪雨後、徳島県は派遣中の職員や、以前から交流のある輪島市門前総合支所の職員に連絡。要望を受け、備蓄していた携帯トイレ5000個▽マスク8000枚▽土のう袋3000枚を送ることにした。
派遣された県危機管理部の飯田政義次長らは26日朝、県庁で出発式に臨んだ。後藤田正純知事は「(被災地は)元日の地震からの復興がままならない中、被害を受け、大変な状況だと思う。県として引き続き現場に寄り添った支援をしていきたい」などと述べ、職員を送り出した。【植松晃一】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。