夏の猛暑の影響などで卵の高騰が続いています。その背景には、夏の猛暑や外食産業の動きがあるようです。こうした中、スーパーでは食卓に欠かせない卵をギリギリの値段で販売しています。
■食卓に必要な“卵”が高騰「毎週上がっている」
【松村道子キャスター】
「新潟市西区のスーパー、新米入荷のポスターが貼られています。コメの品薄は解消されましたが、今度は卵の価格に苦慮しています」
卵の販売価格を計算する高井店長…
【いちまん 高井栄二朗 店長】
「去年に比べて、1パック40円くらい値上がりしている。この2カ月くらいで毎週毎週どんどん上がっている感じ」
この店では、Lサイズの卵を去年より40円高い、1パック246円で販売しています。
JA全農たまごによりますと、卵の平均卸売価格は7月以降、上昇を続け、9月はMサイズで、1kgあたり256円に。鳥インフルエンザの影響を受けて過去最高だった去年に次ぐ高い水準となっています。
日本養鶏協会は、猛暑により鶏がエサを食べず卵が小ぶりだったことや、外食産業が卵を使った月見フェアを実施し、需要が増えたことを要因に挙げています。
こうした中でも…
【いちまん 高井栄二朗 店長】
「特売の卵のL玉、きょうは一日だけ198円で。赤字だが販売している」
食卓に必要な卵を手に取りやすい価格で販売したいと、週に一度行ってきた特売ですが。
【いちまん 高井栄二朗 店長】
「(Q.高騰が続くと特売は?)難しい状況になるかも知れない」
【お客】
「大変。(卵は)毎日使うし、お弁当にも入れるし」
【お客】
「卵大好きな孫が2人いるから卵をいっぱい使う。(値上げは)卵だけじゃないからね」
■長ネギ・秋サケ・即席麺も値上がり…
【松村道子キャスター】
「猛暑など気候の影響で野菜の価格も上げっている中でも、値上がりが顕著なのが長ネギです」
【いちまん 高井栄二朗 店長】
「(Q.いま1本105円?)去年の売値が3本で198円だった。今年は値段が跳ね上がっている」
9月、雨が続いたことで収穫量が落ちているという長ネギ。そのほか、猛暑の影響でキャベツ・ダイコン・トマトが軒並み値上がりしています。
そして、不漁が影響しているのは秋サケです。
【いちまん 高井栄二朗 店長】
「秋サケの切り身も去年100g158円で特売していたが、今年は178円」
さらに10月からは即席麺が値上がりするということです。
【お客】
「いつのまにか1000円、2000円と高くなっている。レジで見て思う」
様々なものの値上がりが秋の食卓を直撃しそうです。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。