線状降水帯の予測などに使われる気象庁の観測船が30年ぶりに新しく作られ、内部が公開された。

約30年ぶりに新しくなった4代目の海洋気象観測船「凌風丸」には、線状降水帯のもととなる海上の水蒸気の量を観測する装置や、高さ約30kmまでの大気の状態を調べる気球を飛ばす装置などが搭載されている。

また、深さ約6000メートルまでの海水を採取して、地球温暖化の影響なども調査する。

これまでの船と比べ、新たに女性の観測員などが使える浴室や個室などの専用区画が作られたほか、船を操作する性能が向上しているという。

新たな凌風丸は、26日に観測の航海に出発する予定。

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