パワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された兵庫県の斎藤元彦知事は27日、2023年11月に自身の運転免許更新手続きに当たり受付時間外に対応させたことについて認め、「反省している」と述べた。
元県西播磨県民局長による告発文について調査する県議会の調査特別委員会(百条委)が実施した職員アンケートに「通常の開庁時間の前に特別に窓口を開けるよう指示され、警察職員複数名で特別に準備し、時間外で対応したそう」(目撃、経験などにより実際に知っている人から聞いた)という記述があった。
この点について県庁で報道陣に問われた知事は「公務が立て込んでいる中で、秘書室と相談し、県警と調整してもらい業務時間の少し前に行った。自分の(個人的な)ものなので良くなかったと反省している」と語った。
県警は「一般の方の更新が優先なので、その流れを阻害しないよう協力して対応した。過去にスポーツ選手や芸能人の更新があった場合に特別に対応したと聞いており、知事だけが特別ではない」としている。
アンケートは百条委が職員約9700人を対象に実施し、約6700人が回答。最終報告は10月24日の次回百条委で報告される見込み。【山田麻未、中田敦子】
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