無許可でFX投資を募り運用したとして金融商品取引法違反の罪に問われていた工藤会幹部の男の裁判で、福岡地裁は27日、懲役1年の実刑判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、特定危険指定暴力団「工藤会」の幹部・緒方哲徳被告(48)です。

判決によりますと、緒方被告は2018年から2021年にかけて、すでに有罪判決を受けている共犯者4人に指示し、無許可で顧客14人からFX投資名目で金を募り運用しました。

27日、福岡地裁で開かれた判決公判で、今泉裕登裁判長は「本件犯行を企画し共謀者らを投資運用に従事させ、その責任は共謀者らの中で最も重い」と指摘し、緒方被告に対し、懲役1年の実刑と罰金200万円の判決を言い渡しました。

緒方被告は判決を不服として即日控訴しています。

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