【浦添】沖縄県浦添市が2025年4月から市立小中学校の給食費を値上げすることが27日、分かった。食材費などの高騰が理由で、月額では小学生が900円(1食あたり49円)、中学生は1200円(同66円)の値上げとなる。同日の市議会(比嘉克政議長)最終本会議の緊急質問で、市教育委員会の内田篤指導部長が上原聖也氏に答弁した。一方、市議会は同日、県に対し、小中学校の給食費無償化を早急に実現するよう求める意見書を全会一致で可決した。
市教委によると、給食費改定は09年以来15年ぶり。月額で小学生が現行の4200円から5100円に、中学生は4600円から5800円になる。
市は4月から4カ月間、国の交付金を活用し給食費を免除していたが、9月分から徴収を再開。25年度以降は活用できる交付金がなく、栄養価など質を維持するため値上げを検討していた。今月6日の市教委定例会で増額が承認された。
市教委によると、県内では18市町村が給食費を無償化し、21市町村が一部補助している。中学生については、県が25年度から、半額補助する方針を示している。
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