台風17号は29日、小笠原諸島の近海から北上した。日本の東を進み、30日から10月1日ごろにかけて東日本に影響する恐れがある。一方、台風18号は沖縄の南を発達しながら北寄りに進み、10月2日から3日ごろにかけて、暴風域を伴い強い勢力で沖縄に接近する予想。暴風やしけ、高波に備える必要がある。
気象庁によると、17号の影響で小笠原諸島は9月30日にかけて大雨や強風、高波の恐れがある。29日午前6時からの24時間予想降水量は100ミリ、その後の24時間は80ミリ。29、30日の予想最大風速（最大瞬間風速）は15メートル（25メートル）。波の高さは29日3メートル、30日4メートル。うねりを伴う。
18号の接近で沖縄では、10月1日から大しけとなり、2〜3日にかけて警報級の高潮になる可能性がある。10月1日の予想最大風速（最大瞬間風速）は17メートル（30メートル）。波の高さは9月30日4メートル、10月1日5メートル。うねりを伴う。
9月29日午前3時現在、台風17号は小笠原近海を時速約20キロで北北西へ進んだ。中心気圧は1000ヘクトパスカルで中心付近の最大風速20メートル、最大瞬間風速30メートル。
18号はフィリピンの東でほとんど停滞。中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速30メートル、最大瞬間風速40メートル。中心から半径55キロ以内は風速25メートル以上の暴風域となっている。〔共同〕
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