物価の上昇が止まらない中、10月に値上げされる食品や飲み物は約3000品目と、2024年で最も多くなるといわれています。

 10月からどんなものが高くなるのか、まとめてみました。

うまい棒は12円→15円に

 まず、今回の値上げの中でも衝撃的なのが…。

 原料の価格や人件費の高騰などで、税別12円の「うまい棒」が15円になることが、9月24日発表されました。

 うまい棒は2022年に10円から12円に初めて価格が上がっていて、これが2度目の値上げです。

 SNS上では「まだ10円台をキープする企業努力が素晴らしい」「20円まで上げても買うぞ」といった応援の声。企業側の苦労への理解を示しています。

郵便料金も大幅値上げ

 食料品以外にも大きく値上げするのが郵便料金です。日本郵便は30年ぶりの値上げに踏み切ります。

 現在、定形郵便物は25グラムまで84円、50グラムまでは94円。はがきは63円。

 しかし10月1日から値上げに。定形郵便は50グラムまでが110円になり、はがきは85円になります。

消費増税に料金改定が影響…はがきの値段推移は?

 はがきは1994年から2014年までの20年間、50円をキープ。2014年の消費増税(8%)の影響、2017年の料金改定、2019年の消費増税(10%)の影響で現在は63円に。10月1日の値上げで85円となり、20円以上の値上げ幅は過去最大です。
 
 理由は電子メールやSNSの普及で郵便物の数が減っていることに加え、人件費や燃料費などの上昇で従来の料金を維持できなくなりました。

 増える消費者の負担感。値上げとともに10月はスタートしそうです。

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