外国人留学生らの健康保険証情報を悪用し、歯科治療をしたように装って診療報酬をだまし取ったとして、警視庁国際犯罪対策課は2日までに、歯科医師の大石旭容疑者(61)や外国人派遣を手がける団体職員の水谷旭宏容疑者(35)ら計5人を詐欺の疑いで逮捕した。
同課によると、水谷容疑者が「無料で歯科健診ができる」と提携する日本語学校に持ちかけ、大石容疑者が留学生らを健診した際に保険証情報を入手。実際には行っていない治療の診療報酬を請求していたという。昨年5〜10月に計約2千万円をだまし取ったとみて調べる。
逮捕容疑は昨年6月上旬、大石容疑者が設立した東京都江戸川区の歯科医院で、外国人留学生ら64人が治療を受けたように装い、診療報酬として計約165万円を詐取した疑い。同課は認否を明らかにしていない。〔共同〕
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