福岡市で中国人観光客を相手に無許可でタクシー営業するいわゆる“白タク行為”をした疑いで3日までに、中国籍の男3人が逮捕されました。
道路運送法違反の疑いで逮捕されたのはいずれも中国籍で福岡市南区の会社員、ホアン・ルイチェン容疑者(37)、茨城県鉾田市の農業、ユー・ハイジュン容疑者(33)、福岡県志免町の会社員、ジン・シー容疑者(37)の3人です。
警察によりますと3人は共謀して今年8月、国の許可がないのに福岡市博多区沖浜町の中央ふ頭クルーズセンター付近から中央区大宮まで中国人親子3人を有償で乗せるいわゆる“白タク行為”をした疑いです。
クルーズセンター付近に白タクが止まっているとの情報が寄せられ警察が警戒し追跡したところ、親子3人を乗せた車は太宰府市に向かった後、福岡市内に戻り、中央区大宮の日本食レストランの前で客を降ろしたことを確認しました。
ホアン容疑者が旅行アプリを通じて観光客から予約を受け、車や運転手を手配する役割で、ユー容疑者が車を運転し、ジン容疑者が車を提供したとみられていて、容疑者らはSNSで客とやり取りし、1日あたり4万円を旅行アプリ上で決済して受け取っていたということです。
調べに対し3人はいずれも容疑を一部否認していて、このうちホアン容疑者は「知り合いから頼まれて中国から来る観光客を運送させたことは間違いありません。お金はもらっていません」などと話しているということです。
警察は3人が白タク行為を始めた時期や売り上げの規模などさらに詳しく調べることにしています。
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