SNSで知り合った人物からニセの株式投資を勧められ、70代の男性が1億4000万円をだまし取られる詐欺事件がありました。これは北海道で今年最悪の詐欺被害額です。

 被害にあったのは空知総合振興局管内に住む70代の男性です。

 警察によりますと、男性はLINEを通じて、「Yoshida Yuka」を名乗る人物から株式投資のもうけ話を持ち掛けられ、ニセの株式投資用のサイトに誘導されました。

 その後、「今井崇人」、「山田健太」を名乗る人物から購入する株を案内され、男性は指定された口座に11回にわたり、あわせて約1億4000万円を振り込んだということです。

 サイト上では利益が出ているように偽装されていて、男性が利益分を引き出そうとしたところ、手数料がかかると案内されました。

 このため、不審に思った男性がネットで調べるなどして詐欺を疑い、10月3日、警察に相談したことでこの事件が発覚しました。

 男性はSNSで知り合った3人と直接会ったことはないということです。

 道警によりますと1億4000万円は、北海道の投資詐欺としては今年最悪の被害金額だということです。

 警察は詐欺事件として捜査するとともに、SNSを通じた”もうけ話”は信用しないよう注意を呼び掛けています。

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