10月3日午後5時半頃~6時頃、浜松市で竜巻の可能性もある突風が吹きました。
浜松市によると、被害は湖東町や大山町、花川町など浜松西IC周辺を中心に少なくとも7つの町に及び、市には「住宅のガラスが割れた」「屋根が飛んだ」「車が横転した」といった報告が寄せられています。
こうした中、4日には気象庁の機動調査班が現地に入り、被害状況などを見て回りました。
午前の調査を終えた静岡地方気象台の上清直隆 次長は「かなりの強い風が吹いたことがわかる。この突風をもたらした現象が何であるかということを特定できるような目撃情報など、強さを特定できる情報がないか調べたい。特徴はまだわからないが、被害場所を地図で見ると南西から北東に点在し、南から北に向かって現象が移動したのではないかと思われる」との見解を示したうえで、「JEF2に相当する風が吹いていると思うが今後の調査次第」と述べています。
突風の強さを評定する日本版改良藤田スケールは6階級に分けられ、JEF2は3秒平均の風速が53~66メートルで、木造家屋の壁が損傷したり、鉄骨倉庫で屋根材が浮き上がったりするレベルということです。
突風被害があった当時、家の中にいたという女性は「地震かなというくらい家が揺れていた」と話しています。
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