特殊詐欺やSNSでの投資詐欺などを繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ」いわゆる「トクリュウ」の取り締まりを強化するため、岩手県警の新たな対策チームが発足し、初めての会議が10月15日に開かれました。
「トクリュウ=匿名・流動型犯罪グループ」はSNSなどでつながり、特殊詐欺やロマンス詐欺、強盗などを繰り返す犯罪集団です。
岩手県内では2024年4月から9月末までに「トクリュウ」とみられる事案で4件が摘発されています。
県警では「トクリュウ」の取り締まりを強化するため9月、刑事部や交通部など5つの部署から約100人を集めプロジェクトチームを発足し、15日に初会合が開かれました。
会議は「トクリュウ」に関する現状や取り組みについて意見が交わされました。
県警刑事部 組織犯罪対策課 稲辺英之次長
「各部署の縦割りではなく、情報を集約して一元化することが大事。積極的な情報共有を進めていきたい」
県警では容易に高額な報酬が得られるとうたうバイトは「トクリュウ」の実行犯となる「闇バイト」の可能性があるとして注意を呼びかけています。
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