電動アシスト自転車のスピードを速めるための改造部品の販売をめぐり、大阪府警は男5人を商標法違反の疑いで書類送検しました。
商標法違反の疑いで書類送検されたのは30代から60代の男ら5人で、それぞれ、電動アシスト自転車のスピード制限を解除する改造部品などをインターネットで販売する際、大手メーカーのロゴを無断で使用した疑いが持たれています。
■時速50キロで走行可能 3Dプリンターで改造部品を製造か
電動アシスト自転車の速度は道路交通法で時速24キロを超えないよう定められていますが、警察によると、改造部品を取り付けたものは、時速50キロまで出るようになっていたということです。
男らは、3Dプリンターなどで改造部品を作っていたとみられますが、改造部品の製造や販売、購入については規制する法律がなく、大阪府警は商標法違反で摘発しました。
電動アシスト自転車の改造部品を巡る事件で、商標法違反での摘発は今回が全国初です。
■11月から自転車の罰則強化
改造部品と、それを取り付けた電動アシスト自転車は、2020年からこれまで、4500台ほど販売され、売上はおよそ4000万円に上るということです。
11月1日からは道路交通法が改正され、自転車の「ながら運転」や「酒気帯び運転」の罰則が強化されます。
大阪府警はスピード制限を解除した電動アシスト自転車は事故につながる恐れもあると注意を呼びかけています。
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