福岡県の田川地区8市町村が整備を進める広域ごみ処理施設をめぐり、来年4月からの稼働に必要な議案を否決した田川市の村上市長が17日、会見を開きました。
◆田川市 村上卓哉市長
「4月1日の稼働を目指して粛々とやってまいりたい」
問題となっているのは、人口あわせて12万人の田川地区8市町村が利用予定で、福岡県大任町に建設中の広域ごみ処理施設です。
田川市を含む8市町村で構成する組合が来年4月の稼働を目指し、整備を進めてきました。
この施設について田川市議会は10月8日、組合の権限が拡大解釈され、市の権限が組合に移されることで市民生活に影響が出る恐れがあるなどとして、施設の稼働に必要な採決を否決しました。
一方、田川市以外の7市町村側は否決をうけ、4月からのごみの受け入れができなくなるおそれがあると主張していて、双方が協議を求めています。
◆田川市 村上卓哉市長
「9月議会の否決をもって、直ちに受け入れができなくなることはないと認識している」
村上市長は、市議会に議案の可決のため理解を求め、4月からの施設稼働を目指し全力を尽くしたいとしています。
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