捜査員からコードネーム「G3S(じいさんず)」と呼ばれた無職の高齢者3人組による連続窃盗事件で、警察は未遂を含めて10件の犯行を裏付けたと発表しました。被害総額は約110万円としています。

 実行役の海野秀男被告(88、住所不定)と運転手役の松田秀美被告(71、札幌市白石区)が5月、江別市の空き家からウイスキーを盗んだ罪で公判中。保管役の無職、渡辺健一被告(69、札幌市東区)も起訴され、裁判が始まっています。

 警察によりますと、3人は今年2月から6月にかけ、江別市や札幌市で住居侵入や窃盗を繰り返していたといいます。

 未遂も含めると10件。ネックレスなどの貴金属や現金などを盗んでいて、被害総額は109万3200円相当に上ると発表しました。

 公判で検察側が提出した証拠によりますと、3人は札幌刑務所に服役していて、そこで知り合いました。

 生活費が乏しく困窮していた海野被告が松田被告に持ちけたのがきっかけ。指をかぎ状にして「これやるから」と呼びかけたとしています。

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