愛知県警=2020年10月6日、兵藤公治撮影

 自宅で放し飼いにしていた犬が逃走し、男性にかみついてけがをさせたとして、愛知県警新城署は21日、ブラジル国籍で同県新城市富沢2の自営業、デ・ソウザ・タガタ・マテウス・エンリッケ容疑者(24)を重過失傷害容疑で逮捕した。「人をかむと思っていたが(逃走防止の)設備を付ける金がなかった」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は9月17日、自宅でアメリカンブリーの11カ月の雌犬(体重21キロ)をつないだり、門扉を施錠したりせずに放し飼いにし、逃走した犬が通行中の男性(68)の左手にかみつき、全治約1カ月のけがをさせたとしている。

 同署によると、容疑者は雌のほか同じ種類の6歳の雄を飼っていて、この犬も逃走した。5月にも近くの住民から「犬が逃げそう」という通報が同署にあり、適切な飼育をするよう促していた。アメリカンブリーは、闘犬として知られるアメリカンピットブルテリアを改良した犬種。【田中理知】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。