「ルフィ」と名乗る男らが指示したとされる広域強盗事件のうち、東京都狛江市の住宅で2023年1月、住人の女性(当時90)が暴行を受け死亡した事件などの実行役として、強盗致死などの罪に問われた永田陸人被告(23)の裁判員裁判の論告求刑公判が24日、東京地裁立川支部で開かれ、検察側は無期懲役を求刑した。

初公判で被告は起訴内容を認めた。広域強盗事件を巡っては、ルフィを名乗ったとされる今村磨人被告(40)らグループの幹部が、狛江市の事件を含む複数の事件で指示役として逮捕、起訴された。狛江市の事件は一連の広域強盗で唯一、被害者が死亡した。

起訴状によると、永田被告は23年1月19日、野村広之被告(53)ら=同罪などで起訴=と女性宅に宅配業者を装って侵入。蹴ったり、バールで殴ったりして腕時計などを奪い、女性を死亡させたなどとしている。〔共同〕

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