濃い霧が立ち込める富士山のふもと。
何やら変わった格好をする人々が長蛇の列を作っていました。

静岡・裾野市にあるスキー場「スノーパーク イエティ」が、日本一早くオープンしました。

初滑りとなった25日は仮装をしている人は無料とあって、人気キャラクターなどに扮したスキーヤーやスノーボーダーがゲレンデで歓声を上げていました。

来場者は「最高です。プリキュアとか戦う女の子をイメージしたコスプレ。これいいなと思ったのでこれにしました」「すごく待ちに待った。楽しみにしてました。(今日のコスプレは?)ワリオです。(ひげは?)これは天然です」と笑顔で話していました。

この親子3人が仮装していたのは、クマが出没すると活躍するあの人たち。

来場者:
猟師、猟友会です。あとうちのわんこ、猟犬です。本物は持ってこられないです。捕まっちゃいますよ。

濃い霧に包まれる世界にコスプレスキーヤーたちが現れると、ゲレンデはどこか異様な雰囲気に。

スキー場の午前10時時点の気温は13度でしたが、10月になっても残暑の影響で気温が高かったため、人口造雪機を24時間稼働させ、ようやくオープンへとこぎ着けることができました。

スノーパークイエティ・日比野明支配人は「暖冬の予報が出ていますが、一生懸命毎日雪を作らせていただきます」と話しました。

ひと足先にウィンターシーズンが到来する中、東京都内ではこんな珍しい風景が見られました。

24日、取材班が東京・世田谷区にある公園で発見したのは、季節外れのソメイヨシノ。
数本の桜の木には薄いピンク色の花がたくさん咲いていました。

このところの激しい寒暖差に、桜もビックリして花を咲かせたのでしょうか。

公園を訪れた人は「(公園内に)時期的にチューリップが咲く場所もある。でも桜は気付かなかったね」「季節外れですね。寒暖差が激しくて体の方がついていかない感じはある」と話しました。

一方、長崎・諫早市では、咲くはずの花が咲かずに祭りが中止になる事態に追い込まれていました。

毎年この時期には300万本が咲き誇るコスモス。

しかし2024年は夏の猛暑などの影響で生育が進まず、26日から開催される予定だったコスモス祭りの中止を決定しました。

拓生会・吉田建規事務局長:
本当に悲しい限りです。例年だと「わーきれいだね」と言ってもらえるが、それがこういう状況。本当に残念至極。

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