佐賀県玄海町の議会が、いわゆる「核のごみ」の最終処分場の選定を巡る文献調査の受け入れを決定したことについて、福岡県の服部知事は「町長の判断を見守りたい」と述べました。

玄海町議会は26日の本会議で、文献調査の受け入れを求める請願を賛成多数で採択しました。

文献調査は「核のごみ」の最終処分場の候補地を選ぶ3段階のプロセスのうち、第1段階の調査にあたるもので、飲食業組合など玄海町内の3つの団体が受け入れを求める請願を議会に提出していました。

玄海町には、九州電力の玄海原発が立地していますが、原発が立地する自治体の議会で、文献調査受け入れの請願が採択されたのは初めてです。

これについて福岡県の服部知事はー

◆福岡県 服部誠太郎知事
「賛否両輪ある中で、脇山町長は大変難しい判断を求められていると思う。町長のご判断をしっかりと見守っていきたい」

今後は玄海町長が最終判断し、5月中旬には受け入れの是非が発表される見通しです。

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