毎日新聞社と共同通信社が合同航空取材用に導入したヘリコプター「かけはし」の安全祈願祭と命名式が26日、大阪(伊丹)空港の格納庫であった。関係者や招待客約40人が参列した。
命名式では、命名者代表で神戸市の小学6年、伊藤絵麻さん(11)家族らが綱を引いて除幕し、真新しい機体に描かれた「かけはし」の名前を披露した。伊藤さんは応募した理由を「記者と読者の『かけはし』に、平和への『かけはし』になってほしい」と語った。
毎日新聞社の松木健社長は「命名していただいた皆様の思いを大切にしながら、安全最優先で運航していく」と誓った。共同通信社の水谷亨社長は「両社の合同取材を強化する『かけはし』にもしていきたい」とあいさつした。
「かけはし」はエアバス・ヘリコプターズの小型双発ヘリ「EC135T3H」。最大巡航速度は時速257キロ、最大航続距離は846キロで、8人乗り。7月から運航を始め、9月に能登半島を襲った豪雨の取材でも運航した。
両社の合同運航取材は2010年に東京本社のヘリ取材で始まり、18年に西部本社、19年に大阪本社でもスタートした。【川口裕之】
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