愛媛県内の養豚場で1日、豚熱の発生が確認され、県は3日までに殺処分などの防疫作業を完了したと発表した。県によると、四国の養豚場で豚熱の発生が確認されたのは、2018年以降で初めてという。
県によると、豚熱は四国中央市内の養豚場で発生。10月31日に養豚場から子豚の死亡頭数が増加していると連絡があり、県が遺伝子検査で陽性を確認。その後、国の研究機関の精密検査などで11月1日夜に確定された。
確定を受け、県は同日、養豚場で飼育されていた全61頭の殺処分を開始。埋却処分や農場内の消毒などを行い、3日までに全作業を終えたという。また、国の調査で、10月11日に市内の別の養豚場が今回の養豚場と人や車両の行き来があったことが分かり、県は11月8日まで経過観察する。【広瀬晃子】
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