漫画家の楳図かずおさんが亡くなった事が分かった。88歳だった。小学館が発表した
楳図さんは1936年和歌山県高野山生まれ。小学4年で漫画を描き始め、高校3年で「別世界」「森の兄妹」を単行本で出版しデビュー。その後「へび少女」や「猫目小僧」をヒットさせ、「ホラー漫画の神様」と呼ばれるようになった。その一方、「まことちゃん」で逆の才能も発揮し、作中に登場する「グワシ」は誰もが一度は真似たことがあるほど有名なギャグとなった。さらに、「わたしは真吾」「神の左手悪魔の右手」「14歳」など数々のヒット作を生み出した。またタレントや歌手としても活動し、お茶の間にも親しまれた。
小学館は、「楳図かずお先生は恐怖、ギャグ、SFと漫画の様々なジャンルで革命的な作品を残されたのみならず、映画製作や『楳図かずお大美術展』の101枚の連作に見られるように、漫画という表現手法さえも超越した挑戦を続けておられました。先生の生前のご功績に対して、心からの敬意を感謝とともに、謹んで哀悼の意を表します」とコメントしている。
また一般財団法人「UMEZZ」は、「生前、楳図は自分の作品が世界中の人々に届いて欲しい、永遠に読み継がれて欲しいと願っていました。また、自分の作品の芸術的価値を信じておりました。その志がこれからも皆様の心に留まり続けることを願っております。これまでご愛読、応援いただいた読者の皆様、お世話になりました関係者の皆様に深く感謝申し上げます」とコメントした。
なお、葬儀は関係者のみで執り行ったとしている。
「漫画家・芸術家の楳図かずおが、2024年10月28日88歳にて永眠いたしました。
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