日本海の冬の味覚・ズワイガニの水揚げが8日、石川県内で始まった。金沢市の「かなざわ総合市場」ではこの日夜に初競りがあり、県産の雄のズワイガニ「加能ガニ」を求める仲買人の威勢の良い掛け声が場内に響き渡った。
元日の地震に見舞われた能登半島は海底が隆起し、各地の港も大きな被害を受けた。休漁を余儀なくされた輪島港の漁師にとっては、約10カ月ぶりの本格的な漁となった。
県内では6日にズワイガニ漁が解禁されたが、海が荒れて2日連続で延期になっていた。輪島港からは8日、約30隻が出漁。漁を終えた船が戻ると、仮設の桟橋からベルトコンベヤーなどを使ってズワイガニが水揚げされた。【阿部弘賢】
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