福岡県宗像市沖で10日に発生した海上自衛隊の掃海艇の火災で、船は11日未明転覆しました。

乗組員1人が行方不明となっていて、捜索の準備が進められています。

◆記者リポート
「宗像市沖上空です。きのう、白煙を上げていた船体は見当たりません、自衛隊の潜水作業を支援する船が航行しています」

10日午前9時40分ごろ、宗像市の大島沖で「エンジンルームから出火し1人が取り残されている」と海上自衛隊の掃海艇、「うくしま」から無線で通報がありました。

当時「うくしま」には38人が乗っていて、1人が煙を吸って病院に搬送されたほか、エンジンルームに取り残されたとみられる古賀辰徳3等海曹の行方がわからなくなっています。

海上自衛隊によりますと「うくしま」は、出火から約14時間後の11日、午前0時すぎ鎮火を待たず転覆していて、福岡海上保安部は潜水して船を捜索する準備を進めています。

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