2021年11月に新潟市の自宅で妻と娘を殺害した罪などに問われている男の裁判員裁判。11月12日に論告が行われ、検察側は男に無期懲役を求刑しました。

殺人や殺人未遂など4つの罪に問われているのは新潟市南区の元看護師・渡辺健被告（31）です。

起訴状などによりますと、渡辺被告は2021年9月、当時勤務していた病院から塩化カリウム10本を盗んだほか、11月には自宅で妻の春香さん（29）と娘の純ちゃん（1）の首をロープで締め付け、自殺を装い殺害した罪などに問われています。

11月12日に論告が行われ、検察側は「借金や不倫の末に何の落ち度もない妻と実子を殺害した。遺族の処罰感情は非常に厳しく、犯行態様も重大で悪質」などとして渡辺被告に無期懲役を求刑しました。

裁判は12日午後、弁護側の最終弁論が行われ、結審し、11月22日に判決が言い渡される予定です。

鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。