南城市の古謝市長の運転手だった女性がセクハラ行為で精神的苦痛を受けたなどとして市と市長を訴えた裁判で、女性側は12日市長からセクハラを受けた証拠だとする録音データを裁判所に提出しました。

この裁判は南城市の古謝景春市長の運転手だった女性が市長から複数回にわたってセクハラ行為などを受けた上、一方的に契約を解除され精神的苦痛を受けたとして市と市長を相手に損害賠償を求めているものです。

12日那覇地方裁判所で開かれた口頭弁論では、女性側が市長からセクハラがあったことの証拠とする録音データを裁判所に提出しました。

データは女性が市長から体を触られたとする3日後に録られたもので、この中では女性が市長に対し胸を触ったのか確認したところ、市長が「うん」と答え、さらに女性が「あれは嫌だった」と言うと市長は「触らんよ」と伝えたやりとりが記録されているということです。

これまでの裁判で古謝市長は女性に対するセクハラ行為について「記憶にない」と主張していて、次回の口頭弁論は来年1月28日に開かれる予定です。

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