火災などを想定した訓練についてです。倉庫や工場などで火災などが起きた際、迅速な救助や消火活動につなげるため、宮城県岩沼市ではシャッターを破壊する訓練が行われました。

岩沼消防署で行われた訓練には、消防隊員やシャッターメーカーの社員など約20人が参加しました。

消防によりますと、倉庫や工場などで火災などが発生した際、シャッターを開けるのに時間がかかり、迅速な活動につなげられないケースがあるそうです。

この日の訓練では、消防隊員がシャッターの構造を学んだ後、エンジンカッターを使ってシャッターを破壊するまでの手順を確認しました。真ん中とその左右にタテの切り込みを入れることで、比較的簡単にシャッターの一部を引き抜くことができるということです。

岩沼消防署 清野翔太警防係長
「常日頃からシャッターを破壊することがあるわけではないので、隊員の経験値が不足している部分があったので、とてもよい訓練ができた」

岩沼消防署によりますと、こうしたシャッターの破壊に特化した訓練を行うのは、今回が初めてだということです。

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