気象庁によると12日、日本の南に台風25号が発生した。すでに22~24号があり、一時4個となった。11月に台風が同時に4個存在するのは1951年の統計開始以降初めて。同日、22号は熱帯低気圧に変わったが、25号は週末にかけて先島諸島に接近する見通し。沖縄気象台は「台風が複数発生中で、雨が長引く可能性がある。災害の危険性も高まる」と警戒を呼びかけている。
25号は同日午後6時現在、フィリピンの東を時速25キロで西に進んでいる。中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートル。
気象台によると海面水温が平年より1~2度高く、台風が発生しやすい状況にある。さらに、現在の沖縄周辺は積乱雲を発達させる上昇気流が発生しやすくなっているため、4個の台風が同時にできたとみられる。23号は15日にも熱帯低気圧に変わる見込み。(社会部・末吉未空)
(写図説明)熱帯低気圧 台風23、24、25号進路図
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