原付免許で、出力を制御した125cc以下のバイクを運転できる新制度が、2025年4月から始まることになりました。

これまで原付免許では、総排気量50cc以下のバイクしか運転できませんでしたが、2025年4月から、最高出力4キロワット以下に制御した総排気量125cc以下の二輪車まで乗車できる「新基準原付」の新制度が始まります。

原付きの区分を見直す背景には、2025年11月から強化される排ガス規制が関係しています。新たな排ガス規制は、50cc以下の原付きにも適用されることから、今後メーカーが50cc以下の原付きの生産と販売を続けることが、困難になるとみられています。

新制度には、出力を制御した125cc以下のバイクを「新基準原付き」として、原付免許で運転できるようにすることで、手軽に乗れる原付バイクの利便性を確保する狙いがあります。

警察庁は、2024年8月から新制度について意見募集をし、賛成意見の他に、「新基準原付と出力制限のない125ccの小型二輪車を外見上識別できるようにする必要がある」などの意見が寄せられたということです。

警察庁は、新制度が始まる2025年4月に向け、ナンバープレートの区別をはじめ、外見上の識別について、関係省庁と検討を進めています。

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