竹原市に住む女性が、保険証が悪用されているなどとするウソの電話をうのみにし、警察官や検事をかたる男らに現金1563万円をだまし取られました。
被害にあったのは竹原市に住む60代のパートの女性です。
警察によりますと、今年8月下旬、「保険医療局」を名乗る男から女性の家に電話があり、「あなたの保険証が薬の購入に使用されている」などと言われました。
その後、警察官を名乗る人物から電話で「2億円動いている。あなたは容疑者だ」と言われ、さらに「検事」を名乗る男から「お金を預かります」などと女性の携帯電話に連絡があったということです。
女性は、携帯電話のビデオ通話で犯人グループに指示されるまま、自分名義の口座を開設し、現金1563万円を振り込んだところ、9月下旬に、現金は引き出されていたということです。
女性は、今月、同様の手口を紹介したテレビのニュースを見て詐欺に気づき、13日、警察に被害を届け出たということです。
竹原市では今月7日にも80代の女性が警察官や検事を名乗る人物から現金450万円をだまし取られる被害が発生していて、県警は、「県内で同様の詐欺が多発している」として、「警察官が口座を開設するよう指示することはない」と注意を呼び掛けています。
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