滋賀県警は13日、県内7つの警察署で、事件捜査に関連して収集した拳銃や薬物などの物品約3800点を放置していたと発表した。1970年代のものも含まれており、県警は「不適切な管理だった」としている。

県警によると、昨年10月、彦根署員が雨漏りの原因調査で倉庫を確認したところ、鍵付きのキャビネットから証拠物件として登録されていない拳銃のような物を発見。翌月に全12署を一斉点検した結果、1970年代〜2010年代の拳銃や大麻などが放置されていたことが分かったという。

県警は捜査に大きな影響はないとみている。今後、拳銃や覚醒剤などは容疑者不詳のまま書類送検するほか、所有者が判明している他の物品は返却を進めるとしている。

竹谷均刑事部長は「職員に対する指導教養および業務管理を徹底し、再発防止に努める」とコメントを出した。〔共同〕

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