警察庁が発表した「闇バイト」の応募者に対する「警告文」
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 犯罪者グループによる「闇バイト」への応募者に対し、警察庁は14日、「警察は必ず捕まえる。逃げることはできない」とする異例の「警告文」を発表し、X(ツイッター)に投稿した。闇バイトによる犯罪が止まらないことに危機感を持ち、「報酬は餌」など強い言葉を使って警告した。

 文書では、「犯罪者グループは、約束の報酬を支払うつもりはなく、応募者は『使い捨て』要員」と指摘。「支払われたとしても、『あなた』を信用させるための『餌』」と注意した。そして「個人情報を基に執拗(しつよう)に脅迫し、『あなた』が警察に逮捕されるまで利用し続ける」とし、「少しでも怪しい募集情報には一切応募しないで」と求めた。

 また、犯罪と分かって応募した人には、「『ホワイト案件』などの言葉を理由に、犯罪行為ではないと言い訳をしていないか。知らなかったという言い訳は警察には通用しない」と非難。強盗致死罪の罰則を「死刑または無期懲役」と示し、罪の重さも伝えた。

 また、途中で引き返して警察の保護に至った応募者の事例を複数紹介しながら、「いつの段階でも、警察に相談することが『あなた』や家族を救う」とし、相談ダイヤル「♯9110」の利用を呼びかけた。

 警察は10月18日~今月7日、各地の警察が相談のあった46件で保護措置をとっている。【山崎征克】

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