11月19日は福島県内の各地で今シーズン一番の冷え込みとなり、福島市や猪苗代町では初雪が観測された。

<散歩も完全防寒で>
厳しい冷え込みとなった19日朝の福島県。
郡山市の公園でイヌの散歩中の女性は「とにかく寒くて、朝起きた時点で寒かったので、これでは完全防備で散歩に行かないと歩けないと思って着ました」と話しイヌは元気に駆けまわるが、人はしっかりと防寒対策をしていた。

<雪が舞うなか登校>
福島県の5つの観測地点で、今シーズン一番の冷え込みを記録。このうち猪苗代町では最低気温が氷点下0.2℃と12月上旬並みの寒さとなった。
雪が降る中での登校となった小学生は「寒いので上着を2枚着てきて、こんなに早く雪が降るとは思いませんでした」と話した。

<山間部では積雪>
また、18日夜に初雪が観測された福島市。山間部ではうっすらと雪が残り、屋根にはつららもできていた。平年より1日早く、去年より7日早い初雪だった。
埼玉県から訪れた人は「ずっと暑かったけど一気に寒くなってびっくりした」と話す。
福島県では20日朝にかけて寒さが続く予報で、体調管理に注意が必要だ。

<福島県内の冬タイヤ装着率>
ネクスコ東日本によると、福島県で11月の冬用タイヤの装着率は、第1週から徐々に増えてはいるが、第3週で53%。東北地方全体と比べると10%以上低く、県内の約半分の人がまだ着用していない傾向だ。
また、普段、雪が降らない地域では冬用タイヤの装着が遅れがち。浜通りの皆さんに聞いたところ、県内の平均より多い76.5%の人が「交換はまだ」と答えた。
しかし、積雪や凍結した道路で冬用タイヤを装着していないと法令違反になる。普通車の場合だとだ、6000円の反則金が科されることになる。

<制動距離に違い>
安全面でも夏用のタイヤ、いわゆるノーマルタイヤと大きな違いがある。
時速40キロから停止するまでの制動距離。圧雪路だと10メートル以上、凍結路だとなんと25メートル以上も距離が伸びてしまう。

<冬タイヤ装着の注意点>
・全ての車輪に装着する。
・新品を使用する際には必ずならし運転をする。
・タイヤの溝の深さもしっかりとチェック。
急な積雪に備えて、早めの装着を。

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