福岡市で、82歳の女性が、息子や弁護士を名乗る男らに、14日から15日にかけて合わせて400万円をだまし取られるニセ電話詐欺事件がありました。

福岡県警中央警察署によりますと14日午前9時ごろ、福岡市中央区に住む82歳の女性の携帯電話に、息子を名乗る男から電話がありました。

男は、「携帯電話が水没したのでレンタルの電話で電話している」とした上で、「職場の女性を妊娠させてしまった」「示談金として300万円請求されている」などと話しました。

これを信じた女性は、現金300万円を封筒に入れ、午後2時ごろ、呼び出された城南区内の路上で、弁護士を名乗る男に手渡しました。

その後、息子を名乗る男から、また電話があり、「相手の女性の夫ともめて殴ってしまった」「慰謝料として、さらに100万円が必要となる」などと言われた女性は、翌15日の午前10時ごろ、城南区内の路上で、弁護士を名乗る別の男に封筒入りの現金100万円を手渡しました。

女性は数日後、だまされていたことに気付き、中央警察署へ被害届を提出したということです。

警察は、息子をかたった詐欺に注意するよう呼び掛けています。

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