牛肉を国の基準を満たさない方法で加工し販売していた疑いで、大分県の食肉会社の社長の男らが逮捕されました。

商品はいわゆる「生レバー」の状態で全国に販売されていたとみられています。

食品衛生法違反の疑いで逮捕されたのは、大分県中津市にある食肉加工業「Meフードシステム」の社長・桝田治基容疑者と社員の男です。

2人は去年11月からことし6月、加熱食肉製品の「さしみーと牛レバーハム」を厚生労働省の基準を満たさない方法で加工し販売した疑いが持たれています。

■国の基準大幅に下回る温度で加熱か

厚労省の基準ではレバーの中心部を63度で30分以上加熱することなどが義務づけられており、「Meフードシステム」のホームページには、63度で30分低温殺菌を施していると記載されていました。

しかし、警察によると2人は大幅に下回る、40度余りで加熱していたとみられています。

■「生レバー」状態で全国に販売か

商品はいわゆる「生レバー」の状態となっていて、京都市伏見区の飲食店でこの商品を提供しているという情報提供があり、商品を検査したところ2人の犯行が発覚したということです。

また商品は全国の飲食店で提供されていたとみられています。

基準を満たない加熱だとわかって販売していたのか桝田容疑者に問うと…

Q加熱が不十分だと分かって販売していたんですか?

【桝田容疑者】「いえ」

警察は、2人の動機などについて詳しく調べています。

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