フロント部分が壊れたタンクローリー。
北海道で今、相次いでいるのが雪道による事故です。

20日、北海道・稚内市でタンクローリーとトラックが正面衝突し、男女2人が意識不明の状態で病院に搬送。
現場はカーブで、事故当時、路面は凍結していたということです。

今シーズン一番の寒さとなったのが、東京都心です。

午前6時半過ぎの有楽町駅前では、震えながら大行列に並ぶ人たちがいました。
その目的は、20日から発売される年末ジャンボ宝くじです。

行列に並ぶ男性:
(Q.何時から並んでいる?)きょうの(午前)0時から8時間ぐらい並んでます。結構厚着の服選んできたんですけど、寒いね、やっぱね。

1等と前後賞を合わせると10億円のビッグチャンスを夢見て販売開始の2時間前から多くの人が集まっていました。

行列に並ぶ人からは「7枚ぐらい着てます」「やっぱり1億円以上当せんしたい」といった声が聞かれました。

億万長者の夢を見ながら寒さに耐えしのぐ中、突然、雨が降り始め、傘を持っていない人たちはビニール袋などをかぶって雨をしのいでいました。

この雨で気温が急降下。午前8時過ぎに、最低気温となる5.5度を観測したのです。

日中も気温が上がらず、都心の最高気温は8.8度と11月中旬としては40年ぶりの寒さになりました。

真冬のような寒さの中、ランチタイムに行列ができていたのがうどん屋です。

鍋のふたを開けると、湯気が立ち上る鍋焼きうどん。
この寒さでほとんどのお客さんが温かいうどんを注文する状況となっていました。

最低気温2.7度と今シーズン一番の冷え込みとなったのは、群馬・桐生市。

関東で初めて実施されたのが、参道を走って本殿を目指す「福男選び」です。
コースは約230メートルで、屋台が並ぶ直線を抜け、最後に待ち構えているのが心臓やぶりの坂…ならぬ階段です。

“駆け上るというのも上昇機運”“しっかりと最後、上り切った先でえびす様に福を与えてもらう”といった意味も込められているそうです。

福男への道は、前日の夜から始まっていました。

最も重要なスタート位置を決めるくじ引きです。
1番を引き当てたのは、高校2年生・木戸瑚白さん(16)です。

高校2年・木戸瑚白さん:
1番でした。(Q.走りに自信は?)陸上部なのでできると思います。

陸上部で400メートルが専門という木戸さん。

高校2年・木戸瑚白さん:
このあとはおばあちゃんちに行ってゆっくりします。

福男選びは男性、女性に分かれてのスタートとなります。

そして、午前6時、参加者たちがスタートしました。

一斉に福男を目指し走り、その先で待ち受けるのは約50段ある階段。
最大の難所でもある階段で転倒する人も。

最後はフラフラになりながら福男となったのは、桐生市の会社員・青木大貴さん(32)です。

“ 福男”青木さんの友人:
福もらいたいです。分けてもらいたいです。宝くじ買ってみようかなと思います。

続いて、福女は誰になるのか。

「御利益」のスタートに合わせ飛び出したのが、陸上部所属の木戸さん。

独走状態で「一番福」に選ばれた木戸さん。
その後、二番福、三番福と福女たちが決まりました。

“一番福”に選ばれた木戸瑚白さん:
とてもうれしい気分です。(Q.どんな1年にしたい?)部活の仲間やいつも支えてくれているお父さん、お母さんに幸せを共有して楽しい1年を過ごしたいなって思います。

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