野球好きにはたまらない日本初のビールが完成です!

 北海道日本ハムファイターズの選手が使っていたバットを原料にしたクラフトビールが、エスコンフィールドHOKKAIDOで振舞われました。

 「ブラウンの奥深い色が特徴のみとほのかに木の香りがするこちらのビール。実はこれファイターズの選手のバットが材料に使われているんです」(八木隆太郎フィールドキャスター)

 日本初のビール作りに挑戦したのはファイターズの本拠地、エスコンフィールドに入るビール醸造所レストラン「そらとしば」。

 10月、抽選で選ばれたファン20人と松本選手、野村選手、田宮選手ら6人が、試合などで折れてしまったバットを加工。

 ノコギリやナタでバットの汚れや塗装などを落とし、木のチップにしていきます。

 「今年1年ありがとうと気持ちを込めて折りました。みんなで(ビールを)飲みたいです」

 「(Q選手のバットを切る気分は?)知ってる選手のバットを切り刻むって罪悪感が…一生にない経験だと思うので楽しみたいと思います」(いずれもファイターズのファン)


 細かく裁断した選手たちのバットを原料にして水蒸気を通します。

 この木の香りを含んだ蒸留水をビールに加えることで、味わいや香りに複雑さを出します。こうして「ウッドエイジドビール」というスタイルに仕上がりました。

 果たしてその味は。

 「ほのかに優しい木の香りが口に広がります。心地よい苦味もあって奥深いビールです」(八木フィールドキャスター)

 応援する選手のバットで作ったビール。ファンには格別です。

 「おいしい!」

 「コクがある!」

 「色のわりには、えぐみがなくておいしいです。飲むとあの日の感動がよみがえる感じ」

 「(Q田宮選手を感じますか?)感じます。最後口に残る味が優しくて、田宮選手を感じます」(いずれもファン)

 プロ野球や大学野球などで年間10万本以上の木製バッドが使用される中、資源の有効活用を目的とした今回のプロジェクト。目指すはエスコンフィールドならではのビール。

 「グッと飲むよりは時間をかけて飲むようなビールになっているので今の肌寒い季節にはぴったりだと思います。『今年こんな活躍あったな』みたいにファン同士で語り合いながらその時のお供として飲んでいただければうれしい」(そらとしば 村田稀水さん)

 折れたバットで作ったクラフトビール。11月のファンフェスティバルから一般販売となります。

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