今年6月、広島市東区でタクシーから降りた直後の乗客をひき、逃走して死亡させた罪に問われているタクシー運転手の裁判で、広島地裁は、被告の男に懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと、広島市安佐北区口田南のタクシー運転手加藤久和(62)被告は、今年6月、広島市東区の路上で乗客の男性をタクシーから降ろしたあと、車の向きを変えるためにバックした際、男性をひき、救護することなく逃走して死亡させた罪などに問われていました。
29日の判決公判で広島地裁の角谷比呂美裁判官は、「運転者としての基本的な注意義務を怠らなければ、本件事故には至らなかった」と指摘。
「被害者をひいたことに気づきながら、走り去ったことは強い非難を免れない」として懲役4年の求刑に対し、懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。
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