大阪・八尾市の神社で「さい銭」を盗もうとした疑いで立件された51歳の男。
犯行の様子を防犯カメラが捉えていました。
2024年7月に撮影された映像。
神社に現れた男の手にあるのは、粘着テープ。
柵の隙間に入れ、さい銭箱の中身を引っ張り出していました。
調べに対し、男は「ほかにも1000件ぐらい盗んだ」と耳を疑うようなことを口にしています。
常習性をにおわせる男。
そんな泥棒をどうやって捕まえたのでしょうか。
そのきっかけとなったのが、さい銭箱に忍ばせた「さい銭泥棒 神さん見てる」「さい銭泥棒 神罰が下るぞ」という神社からのメッセージ。
その時の実際の映像を見ると、男がさい銭箱に入れた粘着テープを引っ張り上げた際、紙がついているのが分かります。
男はテープから紙を剥がすと、立ち止まりじっと見つめています。
神社からのメッセージに男は何を感じたのか、紙を再び、さい銭箱にそっと戻しました。
実はこの時、紙に付いた指紋が男を特定する決め手となったということです。
神社を管理する男性は「もし犯人が来たときに紙をひっかけて改心してくれたらいいなと…。捕まったのはよかったなと…」と話しました。
男は容疑を認め、この日、神社からのメッセージを見て「犯行がばれている」と思い、紙を戻して逃げたということですが、その約2カ月後に同じ手口で2000円を盗んだ罪で逮捕・起訴されています。
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