息子や法律事務所の関係者をかたる電話を信じ込み、福岡県太宰府市の78歳の女性が約1カ月間に現金5250万円をだまし取られていたことがわかり、警察はニセ電話詐欺事件として捜査しています。
筑紫野警察署によりますと太宰府市の無職の女性（78）に10月31日ごろ、証券会社の従業員を名乗る男から「女性の息子が株で利益を出している」との趣旨の電話があった後、息子をかたる男から「株でもうけたお金を税務署に申告していなかった。このままでは脱税で逮捕されてしまうので助けてほしい。法律事務所の者に手渡してもらいたい」などと言われました。
これを信じた女性は11月2日から28日までの間、指定された額の現金を23回にわたって法律事務所の者をかたる男などに手渡し、あわせて現金5250万円をだまし取られたということです。
警察はニセ電話詐欺事件として捜査するとともに、「電話でお金はすべて詐欺」として注意を呼びかけています。
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