警察官や検事を名乗る男に電話で指示されるがままに80代の男性が指定された口座に現金5240万円を振り込んでだまし取られていたことがわかり、警察はニセ電話詐欺事件として捜査しています。

春日警察署によりますと11月2日、福岡県大野城市の80代の男性宅の固定電話に警察官を名乗る男から電話がありました。

男は「あなた名義で携帯電話が作られている。この電話は詐欺グループが使っている」「あなたには逮捕状が出ている」「検事に電話してください。検事には指示通り伝えてください」などと話したため、男性は男から指定された電話番号に連絡しました。

男性は、電話に出た検事を名乗る男に対し「口座が凍結されると生活できない。凍結命令を解除してほしい」などと訴え、再び連絡してきた警察官を名乗る男から指示されるがまま、指定された口座に11月8日から12月2日にかけて27回にわたり計5240万円を送金し、だまし取られたということです。

警察はニセ電話詐欺事件として捜査するとともに、「電話でお金はすべて詐欺」として注意を呼びかけています。

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