当時2歳の娘に暴行して死亡させた罪に問われ、先週、逆転無罪を言い渡された父親が、上告期限が迫る中、現在の心境を語りました。
今西貴大さん(35)は、2歳の娘に対する傷害致死罪などに問われ、1審で懲役12年の実刑判決を受けましたが、11月28日、大阪高裁は逆転無罪を言い渡しました。
判決から1週間たち、今西さんが現在の心境を語りました。
【今西貴大さん】「無罪判決がでて、ほっとはしましたが、一方で自分はまだ被告人なんだという不安も感じています。身体拘束された5年半の記憶がよみがえって、僕の心には見えない手錠がつながれたままなんだと感じてしまいます」
5日の街頭では…
【署名の呼びかけ】「冤罪で苦しんだ方の無罪判決を確定させるために署名を行っています。よろしくお願いします」
上告の期限が12月12日に迫る中、これまで今西さんを支援してきた学生たちが、検察庁に上告しないよう求める署名活動を行いました。
【甲南大学3回生・西村友希さん】「私自身、冤罪の存在自体知っていたんですけど、そこまで身近な問題だと思っていなくて。なんにもやっていなくてもこんなに拘束されてしまうということに憤りを感じていて、勉強することによって、日本の司法の問題点だったりをより理解できたので、発信して多くの人に知っていただきたいと思います」
署名は、オンラインでも呼びかけていて、集まった署名は、12月9日に大阪高検に送付する予定です。
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