福岡県警は5日、路上などに放置された乗用車の放置違反金について、県内に住む滞納者2人の自宅を捜索し、現金を差し押さえたと発表しました。
放置違反金を巡り現金の差し押さえを行ったのは、九州の警察では初めてということです。
福岡県警によりますと、中間市の男性(41)は2022年7月、北九州市門司区で自身が所有する乗用車を放置したとして放置違反金の納付を命じられていましたが、約2年間滞納していました。
県警は5回にわたり「差押予告通知書」などを送付していましたが、男性は滞納を続けたため、11月26日に中間市の自宅を捜索し、延滞金と合わせて計1万8428円を差し押さえたということです。
また、同じく放置違反金を滞納していた古賀市の男性(24)の自宅も11月28日に捜索し、1万7694円を差し押さえたということです。
県警によりますと、これまでにも滞納者の自宅を捜索したケースはありましたが、実際に現金を発見して差し押さえたのは初めてだということです。
福岡県内には現在、放置違反金の滞納者が782人いるということで、県警は一刻も早い納付を求めています。
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