冬らしい寒さが戻ってきました。12月6日の静岡県内は流れ込んだ寒気の影響で冷え込み、“寒さ”を待ち望んでいた人たちからは安堵の声も聞かれました。

午前10時頃の静岡市中心部。

マフラーや厚い上着を身に着けた人や寒そうに手をこすり合わせる人の姿もみられました。

冬型の気圧配置となり寒気が流れ込んだため、6日の県内は御殿場で氷点下0.1℃、井川で0.3℃、川根本町で2.5℃などとなり、18の観測地点のうち2カ所で今シーズン1番の寒さを記録しました。

静岡市民:
ひやっとした。冬だなという感じ。ようやく静岡に冬が来た

静岡市民:
普段着ているアウターより、もう一段温かいアウターを着て家を出た

静岡市民:
すごく寒かった。子どもが全然布団から出たがらなくて。行かないと間に合わないので「起きてー」ってやってた

ようやく冬らしい寒さが戻るなか、賀茂郡河津町で行われていたのは2025年2月に見ごろを迎える河津桜の剪定作業です。

ただ、2024年はかわいらしいピンクの花をすでに咲かせてしまっている木々も。

暖冬の影響からか2024年は桜が季節外れの開花をするなど、開花時期が不安定になっています。

河津桜が2月に開花を迎えるには強い冷え込みが必要なため、地元の関係者も心配をしていましたが、ようやく寒さが戻ってきた6日は有志の住民も少し安堵をしながら剪定作業をしていました。

河津桜守人の会・森田光衛 会長:
冬を感じさせないと桜は咲かないので、(寒波が)強めに来られても困るが、(寒さが)これくらいで推移してくれれば(開花は)早いと思う

気象台によりますと、今後気温は平年並みで推移をしていくとみられ、この先は本来の冬の寒さが訪れます。

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