闇バイトの参加防止を呼び掛ける(左から)北沢署の寺野彰署長、生田目関と山根千佳さん=世田谷区北沢2で、菅健吾撮影

 首都圏を中心に「闇バイト」が絡む強盗などが相次いでいることを受け、警視庁は11日から、本部の代表電話に相談案内のガイダンスを導入する。12日からは相談ダイヤル「#9110」でも導入する。

 警視庁によると、10月18日~11月末までの約1カ月半で、闇バイトの応募者に保護措置を取ったケースは38件あった。

 6日には啓発活動の一環で、警視庁生活安全総務課が、不動産会社オープンハウスグループ(東京都千代田区)で、若手社員約600人に手口などを伝える防犯講話を実施。

 また、北沢署も下北沢駅前で、十両力士の生田目関とタレントの山根千佳さん(28)を一日署長に招き、闇バイトに加担しないよう呼び掛けた。寺野彰署長は「怪しい仕事には応募せず、仮に加担しても勇気を持って撤退を。警察は皆さんと皆さんの家族を必ず守る」と話した。【加藤昌平、菅健吾】

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