皇后雅子さまは9日に61歳の誕生日を迎えられる。この1年の活動を写真とともに振り返る。
恒例行事や被災地見舞いで各地へ
雅子さまは天皇陛下とともに出席が恒例となっている全国植樹祭や国民スポーツ大会など四つの行事に出席するため、岡山、佐賀、岐阜、大分の4県を訪問した。岡山では2018年の西日本豪雨で甚大な被害を受けた倉敷市真備町地区も訪ねた。犠牲者を悼むために黙礼し、被災状況や復興への取り組みを市民から聞いた。
元日に発生した能登半島地震を受けて石川県には3月と4月に足を運び、被災者を見舞った。避難所暮らしをしている住民らの話に耳を傾け、災害対応にあたった警察官や消防団員らをねぎらった。
英国を公式訪問
6月には国際親善で英国を公式訪問した。ロンドンのバッキンガム宮殿でチャールズ国王夫妻主催の晩さん会に出席したほか、天皇、皇后両陛下が留学したオックスフォード大にも足を延ばした。旧知の人と再会を果たし、天皇陛下が暮らした寮の部屋も訪ねた。大学からは雅子さまに名誉学位が授与された。
皇后に引き継がれた活動
日本赤十字社の名誉総裁を務める雅子さまは5月、東京都内であった全国赤十字大会に出席し、活動に功績のあった個人や団体に有功章を授与。大会には4月から日赤で勤務する長女愛子さまも運営スタッフとして参加した。
歴代の皇后が引き継いできた養蚕にも取り組んだ。
ご一家で栃木県の御料牧場で静養し、飼育されている家畜を見学したり、野菜の収穫を楽しんだりした。【高島博之】
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